マイクロソフトは2025年6月のXbox Games Showcaseで『コール オブ デューティ:ブラックオプス7』を発表し、同シリーズとしては異例の遅い時期でのお披露目となった。初公開トレーラーは最小限の情報のみを提供——2035年が舞台であることと、主人公デイビッド・メイソンの復帰が確認された。
大胆なマーケティング戦略
この意図的に控えめな発表は、アクティビジョンが『ブラックオプス7』で採用している従来とは異なるマーケティング手法に則ったものだ。同社は情報を公開直前まで伏せることで、音楽業界のサプライズリリースを模倣することを目指している。
アクティビジョンのチーフマーケティングオフィサー、タイラー・バールは次のように戦略を説明した:
「通常なら今頃は全ての情報を公開している時期です。今回はビヨンセのアルバムリリースのように——事前告知なく突然でスリリングな展開を意図しています」
現時点での判明事項
『ブラックオプス6』の2035年から40年後を舞台に、デイビッド・メイソンが世界的な恐怖を利用する敵と戦う物語。パッケージ内容は以下の通り:
- 協力プレイ可能なキャンペーンモードの復活
- 近未来的な兵器を導入した次世代マルチプレイヤー
- ラウンド制ゾンビモードの新章
豪華声優陣にはミロ・ヴェンティミリアがメイソン役、キーアナン・シプカがCEOエマ・ケーゲン役、マイケル・ルーカーが『ブラックオプス2』での役柄を再演。
対応プラットフォームと開発体制
『ブラックオプス7』は以下のプラットフォームでリリース:
- Xbox Series X|SおよびPlayStation 5
- 旧世代機のXbox OneとPS4
- 複数ストアフロント経由のPC版
トレイアークとレイヴン・ソフトウェアの共同開発により、2024年の『ブラックオプス6』に続く初の連続『ブラックオプス』シリーズとなる。Xbox Game Passではリリース初日からのプレイが可能。
開発サイクルの加速を懸念するファンもいるが、アクティビジョンは『ブラックオプス7』が完全な『コール オブ デューティ』体験を提供すると保証している。2026年にはインフィニティ・ウォードの『モダン・ウォーフェア』シリーズに戻る見込み。